初めましての方は初めまして。私のポケモン対戦初心者の方に向けた入門記事( https://otakujukukou.hatenablog.com/entry/2019/10/03/210520 )や他ブログで既に閲覧頂いた方は、本ブログもよろしくお願い致します。
今後剣盾受けル考察、というタイトルで何種か受けループを使ってその構築記事を投稿して行きたい所存です。また、今回はマスターに上がれたので(やれば上がるシステムっぽいですが)、一応区切りとして構築の公開と説明、今後の考察の為の見直しを兼ねての投稿です。
では始めます。
構築経緯と受けルへの考え
多少冗長かもしれませんが、第一回なことと受けループという言葉自体曖昧さが多少ある点を鑑み、今後の為に僕の受けループへの考え、定義を少し話します。
僕にとっての受けループとは、
・環境読みが必要
・読み合いをある程度減らす≒安定行動の重視
・相手の勝ち筋を潰して勝つコンセプト
・上記3つを成り立たせるサイクルパは美しい
この4点から成ります。
従って、純正受けループ(定義が曖昧ですが、明確にA.Cに厚い努力値振りのアタッカーが存在しない受けループ)への拘りは強くはありません。
美しくは感じますが、まだ環境も固まってないので純正と言える並びを模索するのは早いかな、と思った為、今回の受けループは楽しみつつ受けルは行けるのかを考えるための物というコンセプトで生まれた、特殊なギミック入りの物になります。
パーティ紹介
ガラルサニーゴ@進化の輝石 呪われボディ
ステータス
図太い 167(252)-59-167(252)-85-121(4)-50
調整意図
HBぶっぱ
技
使用感
今作から追加された受けル期待のホープ。
言うまでもありませんが、物理ならドラパルトやミミッキュにも対面鬼火→交代で安定して処理出来ます。
回復技が力を吸い取るな都合でラス1に残すと勝てなくなったりする為、その点だけ慣れが要りますが基本パーティから抜ける気配はありませんでした。
ギャラナットに安定して鬼火を負けるポケモンとして今後下手したら評価上がります。あと可愛い。
オーロンゲ@脱出ボタン 悪戯心
ステータス
意地 201(244)-188(244)-85-98-95-83(20)
調整意図
H 奇数調整
A 結果論11n調整だけど特に無意味
S 無振りバンギ抜き抜き(ミラー意識)
技
電磁波、挑発、不意打ち、ソウルクラッシュ
使用感
今回のギミック受けルの起点要因です。
悪戯心電磁波で一体麻痺らせて後続に繋いだり、後半不意打ちで一貫を取ったりします。
挑発は不意打ちの一環を作る過程での読み合いを減らしたり、単に初手で相手の積みを阻害し、交代先にソウルクラッシュ→電磁波脱出等小回りが利きました。
また、脱出ボタン採用によりクッションとして二回使えることや、とんぼ返り、ボルトチェンジによる対面操作に対しても脱出ボタンの"仕様"上役割が持てます。相手が拘りなら明確に1ターン浮くのでステロや後述のヌオーで詰んだりなんだりしましょう。
トゲキッス@光の粉 てんのめぐみ
ステータス
臆病 189(228)-59-119(28)-140-135-145(252)
調整意図
H 4n+1
B 余り
S 特化
技
電磁波、身代わり、朝の日差し、エアスラッシュ
使用感
ガラルのグライオン(そこそこの耐久、ハメ性能、ループ性有)を探して行き着いたポケモンです。他には電磁羽粉サザンを思いついたんですが、羽がないのでキッスに。
基本的には先述のロンゲか対面で自ら電磁波を入れて、身代わりが残るまで身代わりしたり回復したりしつつ、麻痺、エアスラひるみ、粉の回避の全てを掻い潜るという重荷を相手に課す役割です。
また、麻痺さえ入れてしまえば自然に身代わりを押す為、相手がダイマックスしてくる読みダイマックス等せずに、そのまま身代わりを三回押すだけで相手のダイマックスを切らせる点が非常に優秀でした。今作の身代わりはダイマックス時に消える仕様からアタッカーよりもこのキッスのような自然に身代わり連打が出来る受けポケモンが使うのが強い感じがしました。
また、グライオンとの主な違いは状態異常に弱く、安定した詰みを作れはしないものの嵌められる範囲が広い点と、ダイジェットでSを上げれば麻痺を巻かずとも6割で最後の勝ち筋にも成れる点です。
合わせて最後の削りを入れてロンゲの不意打ちでタテていく流れも作りやすく、総合して優秀でした。
ヌオー@食べ残し 天然
ステータス
腕白 201(244)-105-150(252)-76-87(12)-55
調整意図
H 奇数調整
B 特化
D 余り
技
使用感
今回のMVP。
先述のオーロンゲ等で確定的に得た1ターンや交代読み等で蓄えるを積めばゲームを終わらせる事すらあるポケモン。元々USMでのヌオーは評価自体は低くないものの、物理受けとしては鬼火がないと後出し出来ないという程度の数値でしたが、今回はサニーゴ(輝石による高耐久ポケモン)で鬼火を巻くのが容易な点と、環境単位での火力の低下、積み技の流行から天然による無償降臨が簡単だったりと完全に追い風です。
運用する上での注意は蓄えた後にダイマックス技でB.Dを下げられると積み直せないこと、役割破壊系の草技を警戒しないといけないことの二点だけで、
ミトム、ヒトムを安定して受ける為に水地面枠は必要ですが、トリックが流行るようなら粘着トリトドンに入れ替えるかもな、という印象でした。
現環境(11/28時点)では挑発オーロンゲでなんとかなるのでまだヌオーって感じですね。
バンギラス@突撃チョッキ 砂起こし
ステータス
生意気 207(252)-155(4)-130-115-167(252)-59
調整意図
HDぶっぱ余りA
S 天候パ多いのでは?→ユキノオー意識の最遅にしよ!→マスターになるまで一度もユキノオーと遭遇せず→なる前に気づいてたけど再育成をサボった。
技
地震、リベンジ、岩石封じ、大文字
使用感
特殊受けいなくて良いか!と思っていたら特殊が散見されたので採用されたポケモンです。Sはどう考えても最遅は要らないです。
技はサザン意識のリベンジ、役割破壊文字以外は普通のやつですね。無難に受けて無難にダイマックスして天候取り返したりで強かったですが、特殊を任せ過ぎる関係でチョッキを脱げないので、特殊受けを他にも用意してあげて持ち物変えて電磁波を入れた方が他とのシナジーも優秀かつ、ダイウォールが出来る点で良いかもしれません。また、ヌオーが後ろにいない状態で相手を倒してしまうと死に出しミミッキュの起点にされるのでヌオーを連れて行ったり、技構成を変えるならやはりそこで電磁波を撃ったりする必要があります。
アーマーガア@フィラの実 ミラーアーマー
ステータス
腕白 205(252)-107-172(252)-63-106(4)-87
(12/9追記:性格が図太いと記載されていましたが、誤字です。使用個体も個体値も腕白のものですが、性格に関しての記載のみ誤っていました。お詫びして訂正致します。)
調整意図
HBぶっぱ
D 余り
技
鉄壁、羽休め、ドリルくちばし、とんぼ返り
使用感
ガラルのエアームドと言われる→カタログスペックで過小評価→やはりタイプ受け的に優秀
の流れで採用しました。物理受けですのでヌオーが入った際に抜こうかと思いきや、ダイホロウのBダウン無効、ナットレイのPPを安定して枯らせる、一撃必殺が地割れの夢ドリュウズを安定して受けられる(つのドリルの場合はサニーゴ)、鉢巻物理アタッカーにはフィラでヌオーより受け出しし安い。と言うことで結局抜けなかった枠です。
また、飛行が多い為にミトムヒトムを出さざるを得ないというような選出圧や、うちのパーティに出てくるドリュウズは大体つのドリルだったり(拘りで地割れだと多分出せない)したので、いぶし銀の活躍を見せてくれました。
とんぼ返りは鉄壁→特殊への交代読みで使うかと思って採用しましたが、そもそも余りそういう局面がなかったので変更候補です。
感想と注意すべき相手、剣盾の受けルについて
31戦勝率約8割で次勝てばマスターというところまで行けたのですが、その後トリックロトムや意識の高いヒヒダルマに負けて結局47戦30勝でマスターへ、というパーティになります。
まだレンタルパも散見されるのでこの戦績に価値があるかどうかを考えるのは無意味ですが、少なくとも受けループは今回いけない、ということはないと言えます。
基本的な課題と弱点は
絶対零度がキツい
能動的なダイマックスが出来ない(しなくて良い?)
トリックがキツい(環境次第でトドンで平気?)
急所と鬼火電磁波外しなんとかしろ(必然力が足りませんぞwwwwww)
というところです。クレベースの採用等でカバーしつつ、環境によってなんとかなるかなと言うところなので今後も楽しめそうですし、正直そんなに心配はしていません。
受けルは今回もいけるぞ!
最後に
ここまでお読み頂き有難うございました。
今後とも受けループやらやりつつポケモンを楽しもうと思っておりますので、また何かの機会にお会いしましたらよろしくお願い致します。
受けループやりたい!或いは、どうやって受けループクズすんだ!等も他に有名な方が沢山いらっしゃいますが、私で良ければ気軽にお尋ね下さい。
受けループは良いぞ。
てらひま
Twitter @genganannsu27